私ども大分県デザイン協会(Oita Design Association)は、大分県内の建築、グラフィック、インテリア、クラフト等のデザイナー、学生を始め、企業や関係団体等、様々な分野のメンバー約80名からなる職能団体組織です。
 この大分県デザイン協会は大分県におけるデザイン振興を的確に行うために、互いに交流を深めながら意識の啓発や技術の向上を目指すとともに、県民の生活文化の向上を願って、1989年大分県デザイン協会(当時の名称:大分県デザイン振興協議会)は設立されました。
 これまでに、展覧会を通じてのデザインの啓蒙と普及、セミナー・講演会によるデザインの研究、デザイン振興事業への参加と支援事業、デザイン情報の提供、各種団体との交流と研修、研究会の開催等において様々な活動を行ってまいりました。
 このような活動の一環として「OITA DESIGN POWER 2005・2006」を開催し、多くの来場者にデザインの力を印象づける事ができました。
本年も引き続き「OITA DESIGN POWER 2008」を開催し、さらに多くの方々にデザインを啓蒙してまいりたいと思います。
 今回は大分国体のテーマである「おもてなし」の表現を二つの方法で展開します。 一つは「ゴミ袋をデザインするプロジェクト」。
デザインされたゴミ袋を使うことで、身近なゴミ問題に対しての意識向上を図るとともに、デザインすることの楽しさ、意義を発信します。
また、環境問題とデザインがどうコラボレーションされて行くのか、その過程も楽しみです。これは単にゴミ袋をデザインするという“モノ作り”の発想ではなく、“ごみを拾う”という日常の発想や気分、モラルまでも、トータルにデザインしようという試みです。
 もう一つは、来県された国体関係者等に“おもてなしグッズ”として大分県の魅力をアピールする「オリジナルポストカード」を制作・進呈します。 デザインを視点にジャンルを超えてアプローチすることが今回のテーマであり、デザインを通じての様々な展開を今後も考えて行きたいと思ます。
                          平成20年4月



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