大分県デザイン協会



昨年11月の5日間、大分市内の明野アクロスにおいて「UDマーケット」が開催されました。これは、「ユニバーサル・デザイン」に焦点を当てた県内初の催しとなりました。実行委員長として実現に奔走した小野和徳さんにお話を聞きました。

アクロスにはおよそ500人の方に足を運んでいただきました。展示即売のブースの中にはほぼ完売のところもあって、嬉しい誤算でした。会期終了後も「都合で行けなかったけど、講演を聴きたかった」とか、いろいろな反響をいただいています。
中村さん(協会会長)にイベントのシンボルマークとロゴをデザインしていただいて、そこに使われていた3色を児玉さん(協会運営委員)が壁面に展開してくれました。広がりと奥行きが出て、デザイナーらしいイベント会場になったと思います。
運営委員はじめ協会の皆さんには、いろいろお世話になり、ありがとうございました。

5月のUD研究会で、今年度の事業として「展示だけではなく、さわれる。買って持ち帰って、実際に使える」ユニバーサル・デザイン展を開きたい、と相談したのが発端です。
県のパートナーシップ事業として予算が付くことになり、会場も決まりましたが、内容を考えれば考えるほど予算不足で‥。それでも実現できたのは、研究会や協会の皆さんの努力のおかげですが、出展者の理解と協力によるところも大きいですね。

やって良かった、と思うのは、多くの方にユニバーサル・デザインを知っていただく機会になったというだけでなく、私たち研究会メンバーや出展者にとっても非常に勉強になったということです。
こんな製品があったのか、こんな考え方があったのか、という発見もありましたし、異業種間の交流の機会にもなりました。

次回はいつ?と聞かれることもあります。正直な話、それぞれ別に仕事を持つ仲間が集まって、今回のような大きなイベントを実現するのはしんどいです。アクロスのようなお店が、ユニバーサル・デザイン商品を継続的に扱ってくださるのが一番良いと思います。でも、今回得た縁は大切にしていきたいですね。



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